井上 泉社長、異文化経営学会 2016 年度 学会賞 受賞

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去る7 月16 日(土)当社の井上 泉社長が、異文化経営学会の2016 年度学会賞に選ばれ、表彰を受けました。この賞は各年度における学会での優れた研究発表、論文、出版について表彰するものです。井上社長は、前年11 月の研究大会において「企業不祥事における個人と組織」というタイトルで研究発表を行い、それが「実証的で的確な問題分析と提言」と評価されました。

表彰式では、馬越美恵子会長(桜美林大学教授)から表彰状と記念品の授与が行われ、そのあと井上社長は、「さまざまなスケジュールが重なった時期で日程的に大変厳しかったが、このような賞を戴き大変名誉です。今後とも精進を重ねたい。」とお礼を述べました。

●研究発表の概要●

東洋ゴム免震ゴム検査値偽装、東芝粉飾決算、フォルクスワーゲン排ガス検査値偽装、三井不動産マンション傾斜問題等、社会を震撼させる企業不祥事が発生している。重大な不祥事が発生するたびに、コーポレートガバナンスの強化が叫ばれ、法規や制度の変革が行われる。しかしながら、企業不祥事に対して有効な法や制度を検討する場合、人間(人間の弱さ)に焦点を当てた仕組みづくりが必要である。なぜならば、企業不祥事を構成する行為は、根本的には経営層であれ担当者であれ、すべて人によってなされるからである。本発表では、主要な企業不祥事のパターンを分析し、その形態に応じた再発防止のための方策を示し、同時に法律や制度の整備だけではなく、経営者、従業員がともに経営倫理の充溢に取り組むことの重要性を論じる。

Ⅰ はじめにー問題意識

Ⅱ 企業不祥事とは何か

1. 企業不祥事の定義
2.「 不祥事」とは何か

Ⅲ 企業不祥事14例

3. 主要企業不祥事の業態

Ⅳ 企業不祥事の発生原因

4. 企業不祥事の主体と行為
5. 株式会社の性格
6. 株式会社の危険性
7. 業務不全の原因(担当者レベル)
8. 業務不全の原因(全社的レベル)

Ⅴ 企業不祥事防止策の前提

9. 企業の健全な発展を担保する仕組み
10. 企業不祥事のパターン
11. 企業不祥事防止の着眼点

Ⅵ 経営の規律を確保するための仕組み

12. コーポレートガバナンス
13. 3つの経営構造
14. どの経営構造が優れているか(1)
15. どの経営構造が優れているか(2)
16. どの経営構造が優れているか(3)
17. 指名委員会等設置会社の役員構成モデル
18. 不祥事企業における社外役員の状況

Ⅶ 実効性のあるコーポレートガバナンスの構築

19. リスク管理の根本思想
20. 企業人の倫理ープロフェッショナルの倫理
21. 企業人の倫理ー「思考停止」に陥らない
22. 東証CG コードと取締役の責務
23.「知りながら害をなす」者への厳罰化
24. 結論ー企業不祥事防止に向けて